IPv4,IPv6を併用しブログ公開VPN接続も考慮したネットワークをPR500MIとRTX830にて実現

快適なテレワークの実現と、快適にインターネットを楽しむにはインターネット回線の安定、高速化が求められます。
その為に固定の光回線を改善しネットワークを構築しました。

工事の要らない挿すだけのWIFIが宣伝されていますがこれはお勧めできません。
性能は環境に大きく左右されます。

光回線などの固定回線と異なり基地局から無線で電波を受信するため、地下や高層階は電波が届きにくいなど、通信が不安定になってしまいます。
固定回線と比べて通信が安定せず速度が遅いといえます。

光回線の接続方式

IPv4とはまずIP(インターネットプロトコル)とは、インターネットに接続されたコンピュータ同士がデータをやりとりするためにデータ通信の方法を定めた規約事です。
                 
IPv4(Internet Protocol Version 4)はIP第4版で、1990年代後半からのインターネットの普及と共に広く使われるようになり、現在も引き続き使用されています。

IPv6とはこれまでインターネット接続で一般的に使用されていた接続方式IPv4のあとに考案された新しい接続方式がIPv6です。

IPv6が考案された1番の理由は、IPv4で利用されていたIPアドレス(インターネット上の住所のようなもの)が、インターネットの普及によって足りなくなる恐れが出てきたためです。
このIP アドレスの問題を解決するために考案されたIPv6は、IPアドレスが実質無限となります。

光回線の通信方式

PPPoEとは
イーサネット上で使用できる従来の通信方式のことをPPPoEと呼びます。

PPPoEは、モデムを利用したインターネット接続や、ルーター同士を接続する際に用いられるプロトコルのことを指します。
            
PPPoEでは、インターネット回線への接続にあたって、中継ポイントにアクセスするためにIDやパスワードの入力や設定が必要です。

IPoEとは
インターネットの接続の際に、網終端装置を介さない通信方法のことをIPoEと言います。プロバイダーのネットワークに直接接続して通信するため、インターネット回線の混雑がなく、PPPoEよりも安定した通信環境で利用できます。

網終端装置を中継してインターネット回線に接続するPPPoEは、IDやパスワードの入力が不可欠です。

一方、IPoEはそれらのネットワークを介さずにインターネット回線に接続できるため、IDやパスワードなどは不要です。                                                     
IPv4 over IPv6とは
インターネットの光回線の速度改善に向けて、IPv4 over IPv6が注目されています。

IPv4 over IPv6とは、IPv6環境で通信を行いながら、IPv4アドレスでの通信も可能にする技術です。

IPv4 over IPv6を利用する最大のメリッは通信速度が改善され安定した通信を維持出来ます。

注意点としてポート開放制限があります。

IPv4 over IPv6では、IPアドレスのほか、ポートも複数のユーザーと共有します。そのため、ポート開放は制限され、割り当てられたポートのみを開放できます。

契約中の光回線

現在契約している回線はOCN光ファミリーです。
IPv6サービスの開始をメールにてお知らせがありましたがいつのまにかIPv6での通信を行なっていました。

現在の契約中のサービス

IPv4 over IPv6(OCNバーチャルコネクト)

ブログ開設に当たりSynologyのNASを使い日本語版WordPressの環境を構築しましたが現在のネットワーク(IPv4 over IPv6)ではポート開放が限定されている為外部からのアクセスができなくブログ開設が出来ない事がわかりました。又VPNも利用できなくなりまた。

IPv4に戻す事も考えましたがIPv6のメリットを考えIPv4とIPv6の併用にすることにしました。

ネットワーク図
異なるネットワークAとネットワークBを構成し双方からアクセス可能としました。

 

1

ホームゲートウェイ(PR-500MI)ローカルIP  192.168.0.1

RTX830 WAN側IP                   192.168.0.254

RTX830 LAN側IP                     192.168.1.1


ホームゲートウェイ(PR-500MI)の設定

 

2

LAN側IPアドレス 192.168.0.1

DHCPv4サーバー機能使用するチエックを外す
DHCPサーバーを無効にするとPC、スマートフォン,他の機器全てIPを固定して接続する必要があります。

 

3

 

宛先IPアドレス/マスク長 192.168.1.0/24
(RTX830のLAN1側と同じセグメントのIP)
ゲートウェイ 192.168.0.254
(RTX830のLAN2側と同じIP)

 

有効のチエックを入れて設定をクリックする。

 

4

 

PPPoEパススルー PPPoEブリッジ 使用するにチェックを入れる。

5


RTX830側の設定

WAN側のIPを固定するコマンドをRTX830のconfigに追加する。

ip lan2 address 192.168.0.254/24

 

6

Synology NAS DS216 ポート開放する為の設定

7


これで設定は終わりです。

実際の回線速度を測定しました。iphone12と自作PCにて測定しました。

測定サイトはみんなのネット回線速度です。
満足出来る回線速度の結果となっています。

8

 

9

 

以上です。









 

最新情報をチェック!