プリンターのインクのかすれが目立つようになったのでその解消のため、クリーニング、ヘッド位置調整を行いましたがかすれは解消されませんでした。
クリーニング、ヘッド位置調整後のテストページ印刷結果です。
ところどころに文字のかすれが見られます。
症状は改善されていません。
ノズルチエックパターン印刷では最初は正常でしたが印刷を重ねてゆくとPGBKのノズルチエックパターンに印刷されていない部分が見られるようになりました。
再度クリーニング、ヘッド位置調整を行いましたがかすれは解消されなく、ノズルチエックパターン印刷も正常になりませんでした。
印刷品質を標準からきれいにすると問題はなく我慢できますがやはり気になってしまいます。
以上のことからプリントヘッドにインクが詰まり目詰まりを起こしていると判断しました。
プリントヘッドの交換を考えましたが純正品は高価、互換品は品質に懸念がありましたのでなんとか使用しているプリントヘッドの目詰まり解消方法を考えてみました。
TS9030は2016年に発売されてから既に7年が経過しており目詰まりが解消できない場合は買い替えるつもりで目詰まり解消に挑戦しました。
以前携帯型のキャノンプリンターBJ M70のヘッドのクリーニングを行った経験を踏まえプリントヘッドを取り外しクリーニングを決意しました。
プリントヘッドの取り外し方法は機種によって違いますが同じシリーズの機種を参考にしました。
クリーニングキットがアマゾンで売られていましたので購入しました。
100ml クリーニング液 PLUS – superInk ユニバーサル 洗浄液 インクジェットプリントヘッド用
プリントヘッドクリーニング手順です。
プリンターのカバーを開けます↓
プリントヘッドが中央まで移動してきます。
その状態で電源プラグを抜きます。 電源オフでなく電源コンセントを外します。
これによりプリントヘッドに位置を変えることが出来ます。
プリントヘッドを固定するレバーがあります。これを上部にもちあげますが周囲にひっかかりますのでプリントヘッドを右方向に少し移動します。
インクカートリッジを出します。
インクカートリッジが全て取り外されました。
左端と右端のレバーに指をかけ持ち上げます。
レバーが上がった状態です。

プリントヘッド取り外した状態

プリントヘッドインク注入部

プリントヘッドヘッド部

クリーニング液2mlを注射器に入れ、アダプターを取り付けます。

PGPK注入部にクリーニング液を注入します。周囲に漏れないようしっかりと抑えます。
内部のインクとクリーニング液が押し出されました。
プリントヘッド周りのインクをふき取ります。
この状態で半日以上放置します。これが大切です。内部が綺麗になるにはこの程度の時間が必要です。
これでクリーニングは終わりましたがPGBKの詰め替えインクがあればインクを注入して下さい。クリーニングしなくても印刷出来ます。

プリントヘッドを取り付けます。取り外しの逆にします。
全て復旧し、電源を入れテストページを印刷しました。
かすれは解消しています。

次にノズルチエックパターン印刷をしました。
正常になりました。
最後にプリンターに不具合が生じた場合、修理に出すか、買い替えるか悩ましいところですがまず自分で修理に挑戦してみるのも良いかと思います。
もちろんメーカーの保証期間内なら修理に出すのが一番です。
以上です。