スマホや、ミュージックプレイヤーで好きな時、好きな場所で好みの曲を聴きたいことがあるかと思います。
さまざまな音源をファイル化すれば実現できます。
音楽をファイル化するメリットには以下のようなものがあります。
1.スマホやPC、USBメモリなどに保存でき、どこでも再生可能。
2.インターネット環境がなくても聴ける。(オフライン再生)。
一度ダウンロードすれば、データ通信なしで再生可能
Wi-Fi環境でダウンロードしておけば、外出先でも通信量を使わずに楽しめる。
3.デジタルデータとして高音質で保存可能。
非圧縮や可逆圧縮(FLACなど)なら音質劣化はありません。
4.編集や加工が簡単で必要な部分だけカットしたり、音量調整ができる。
5.好きな曲を組み合わせてオリジナルのプレイリストが作れる。
音源はダウンロード可能のものとストリーミング専用のものがあります。
たとえばSpotyfy、Apple Music、Amazon Music、You Tube Musicは楽曲をダウンロードできオフライン再生ができます。
他にもmora、レコチョク等さまざまな音楽配信サイトがあります。
しかしオフライン再生できても音楽ファイルを確認できないものが多いです。
スマホ内、PC内に様々な曲がありますがそれをファイル化するためにはスマホだけでは困難で、パソコンが必要となります。
スマホ内の曲をPCに「録音」してファイル化する方法はいくつかあります。
目的によって「録音」か「転送」かが変わってくるので、それぞれのパターンを説明します。
スマホからPCに曲ファイルを「転送」したい場合(音質劣化なし)
これは録音ではなく、データとして曲ファイルをそのままPCに移す方法です。
• Androidの場合
1. スマホとPCをUSBケーブルで接続
2. スマホ側で「ファイル転送モード(MTP)」を選択
3. PC上でスマホのフォルダを開き、音楽ファイルを探す
4. コピーしてPCに保存
• iPhoneの場合
• Apple Musicなどから直接曲を取得することは基本的に不可(DRM保護があるため)
• 自分でCDから取り込んだ曲や、iTunes経由で取り出せる可能性あり
スクホ内の音楽ファイルを取り出せない場合スマホで再生しながら曲をPCで「録音」してファイル化する方法があります。
スマホのオーディオ出力をPCのライン入力を使用して録音しますが一般的にノートPCにはライン入力は無く、ディスクトップPCはライン入力はあります。
ライン入力を使用するのは一般的ですが高音質で録音するためにオーディオインターフェイスMOTU M2を使用してみました。
MOTU M2はUSB接続できるのでPCに新たな音声入出力ポートを追加する役割を果たします。
MOTU M2 は、アメリカの老舗音響機器メーカー MOTU(Mark of the Unicorn) が製造している USBオーディオインターフェース です。プロ仕様の音質と操作性を備えながら、価格も手ごろで、DTM(デスクトップミュージック)や高音質録音をしたい初心者から中級者に大人気のモデルです。
操作手順です。
1.MOTU M2のドライバーインストール(Windows)
2.ユーザー登録
3.製品登録、Performer Liteをダウンロード
4.PCのハードウェアとサウンドの設定
5.各機器を接続
6.iPhoneで音楽再生しながら録音
1.MOTU M2のドライバーインストール(Windows)
MOTU M2はPCにUSB接続はしないでください。
下記サイトにアクセスします。
MOTU M2 / M4 / M6 – スタートガイド | 株式会社ハイ・リゾリューション
MOTU M2のドライバーはイントトールできました。
2.ユーザー登録
登録するところは2箇所あります。
1. アメリカのMOTU社の公式サイト
2. ⽇本の正規輸⼊代理店HighResolution社のサイト
MOTU M2 / M4にバンドルされている録音編集ソフト Performer Lite の製品はアメリカのMOTU のサイトで製品登録をしなければ利⽤できません。
Performer Liteを使いますので1. アメリカのMOTU社の公式サイトで登録します。
下記クリックしてください。
https://motu.com/en-us/accounts/login/
「CREATE MY ACCOUNT」をクリック
Email address、Passwordを入力します。
MOTUからのEmailを受け取りたい場合はYesにチェックしてください。
下記メールが届くので「Confirm Email」を押してWebサイトに飛んでください。
これでアカウント作成は完了です。
3.製品登録とPerformer liteのインストール
Performer Liteはアメリカの音響機器メーカーMOTU(Mark of the Unicorn)が出している音楽制作ソフト(DAW)です。
このソフトはMOTUのオーディオインターフェースを買うと無料で使えます。
画面のデザインやメニューがシンプルで、初心者から上級者まで使いやすいです。
Performer Liteをインストールするには、予めMOTUアカウントを作成しMOTUハードウェアを製品登録しておく必要があります。
3-1.製品登録
MOTUアカウントにログインします。
「Product Registration」を選択します。
続いて「REGISTER A PRODUCT」を選択します。
以下のような画面が表示されるので、各情報を入力します。
*は必須選択です。
上記の入力が終わったら画像のような画面になりますので、画面の一番下までスクロールしてください。
3-2.Performer Liteをダウンロード
以下の画面が表示されるので、お使いのパソコンに合った(Windows または Mac)最新のインストーラーをダウンロードしてください。Windowsを選びました。
ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させます。
Performer Liteを起動します。アクティベーション画面が表示されるので、MOTUアカウントのメールアドレスとパスワードでログインしてアクティベートします。
ログインすると以下の画面が表示されるので、PCの名前を入力してアクティベートボタンを押してください。
これでPerformer Liteのインストールが完了しました。
MOTU M2のUSBをPCに接続します。
4.PCのハードウェアとサウンドの設定
コントロールパネルの「ハードアェアとサウンド」を選択します。
サウンドを選択します。
「再生」>「スピーカー」を選択します。現在接続されているスピーカのサウンドボードです。
次ににプロパティーを選択します。
「レベル」を選択し80%位にしてください。
詳細を確認してください。
「録音」>「MOTU M Series」選択して
「プロパティー」を選択してください。
「聴く」を選択して「このデバイスを聴く」にチェックを入れ、「既定の再生デバイス」を選択してください。
「レベル」を選択し80%程にしてください。
これでPCのサウンドの設定は完了です。
5.各機器の接続
・MOTU M2とPCの接続はUSB-C-USB-Aケーブルで接続します。
・MOTU M2とiPhoneとの接続


6.iPhoneで音楽再生しながら録音
Performer Liteを起動します。
Demoプロジェクトが立ち上がりますが、これを閉じて左上のファイルから新規プロジェクトを立ち上げます。
プロジェクトが立ち上がりました。
新規ステレオトラックを追加します。
何もないところで右クリックし「トラックを追加」>「ステレオオーディオトラック」を選択します。
ステレオオーディオトラックが追加されました。
オーディオインターフェースとマイクがちゃんと設定されているか確認しておきます。
「セットアップ」>「オーディオシステムの設定」>「ハードウェアドライバの設定」を選択します。
ハードウェアドライバの設定が画像のようになっているか確認してください。
「オーディオ-1」の「I」を選択して「新規カテレオバンドル」>「In 1-2」を選択します。
「オーディオ-1」の「out1-2」を選択して「新規カテレオハンドル」>「Out 1-2」を選択します。
録音前にテスト録音を行い、レベルメーターで音量をチェックします。レベルメーターが真ん中を行き来するくらいに設定すると良い感じになります。
①録音ボタンをクリックし点灯させます。②右上の録音ボタンはクリックすると録音開始します。
右上の録音開始ボタンをクリックします。録音が始まりました。
録音を停止しました。
録音したファイルを書き出すためにCtrl+Aで全てを選択します。
ファイル>出力>選択されたサウンドバイトを出力を選択します。
ミュージックファイルの保存先は「ミュージック」>「performer Project」>「Audio Files」にしました。
ファイル名を入力して「Broadcast Wave インターリーブド」を選択します。。
「Broadcast Wave ディインターリーブド」を選択すると左、右のチャンネル別にファイル化されます。
これで書き出し完了です。
このファイルを再生して下さい。
以上です。