近年カラオケ店に行かなくてもおうちで本格的なカラオケが楽しめると人気になっています。
色々なタイプのカラオケがあります。
そのニーズに応えるのがスマホ・パソコン・ゲーム機をカラオケとして使用するサービスです。
今回はスマートフォン(iphone12)で基本の簡単な接続から高度な接続を試してみました。
スマートフォンのアプリ(有料、無料)でカラオケ音源を使用しました。
有料アプリはカラオケ店と同等のサービスが受けられますのて有料アプリ(カラオケ@DAMForスマホ)にしました。
カラオケ@DAMForスマホ
サブスクリプション ¥1100/月
配信曲数約14万曲
クリアなカラオケ音源
精密採点、ガイドボーカル機能
録音、録画
アプリで推奨の構成、少し拘った高度な接続構成について紹介します。
ヘッドホンを使った基本的な接続
1.使用した機器
①Apple Lightning 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタ MMX62J/A

iPhone7以降の機種についてはイヤホンジャックが無いためlightningヘッドフォンジャックアダプタが必要になります。
②ステレオヘッドフォン(内蔵マイク付き) ソニーMDR-1AM2 又はイヤーホン 内蔵マイク無い場合はスマートフォン本体のマイクが使用されます。

構成図

2.評価
いつでも、どこでも手軽に利用できます。又機器の費用は最小に抑えられます。
カラオケ音量、マイク音量はアプリ側で調整できます。
マイク音量はヘッドフォンのマイク感度に左右されますかアプリ側では限界があります。
カラオケ初心の人にお勧めです。
マイクを使用した簡単な接続
1.使用した機器
①Sony マイク ECM-PCV80U


②USB Audio BOX 出力端子付き(①の品)
③APPLE純正 Lightning USB3カメラアダプタ A1619

④ステレオヘッドフォン(本体内蔵マイク付き) ソニーMDR-1AM2

構成図

2.評価
低価格で人気のソニーのコンデンサーマイクです。
バランスはとれていますがマイク音量はもう少し大きいほうが良いかと思います。
正面からの音しか拾わないのでマイクの位置調整に注意が必要です。
マイク初心者にお勧めです。
高性能のマイクとインターフェイスを使った音質に拘った接続
1.使用した機器
①Shure シュアーマイク SM58

②APPLE純正 Lightning USB3カメラアダプター A1619

③SHURE USBインターフェスX2U

④ヘッドフォン ソニーMDR-1AM2

構成図

X2Uについて紹介します。
SHURE X2U USBインターフェースは、直接マイクロホンに接続して使用できるハンディタイプのオーディオインターフェースです。
製品には、 ゲインコントロールが可能な高品位プリアンプ内蔵し、USBを経由する事で、ナレーションやボーカルの音をスマートフォン、パソコンに接続、録音できます。
SHURE X2U USBでは、他の機器を使うことなくワイヤードマイクロホンを手軽にスマートフォン、パソコンに接続できます。
マイク遅延は少ないです。
接続で注意する点は消費電力が高いのでスマホの5V充電電流が2A以上のものを使って下さい。
USB接続でX2Uが認識しない場合は少し待って電源を抜き差しして下さい。
認識したらランプが点灯します。
2.評価
音質に拘りカラオカで高得点を得たい人向けです。
マイクは定評がありプロも使用しているSHUREのマイク SM58
を使いカラオケ音量、マイク音量も広範囲で調整でき臨場感が感じられます。
一番のお勧めの接続構成です。少し機器の購入費用が高くなるのが難点です。
テレビの大画面で音声遅延なし、採点機能が使える高度な接続
1.使用した機器
①Shure シュアーマイク SM58

②i-Phone HDMI変換アダプタ USB変換ハブ イヤホンジャック 変換アダプタ 最新5in1 lightning usbカメラアダプタ
SDカードリーダー アプリ不要 HDMI変換ケーブル1080P i-Phone 3.5mmイヤホン変換 音量調整 充電対応 高速な写真とビデオ転送Digital AVアダプタ OTG対応
iPhone/iPad/iPod専用 IOS15対応

③ヘッドフォンモニターミキサー ヤマハ AH-HMX719Y

④音声分離器 RP-HD2HDA1

⑤テレビ
⑥ステレオ装置
⑦HDMIケーブル
⑧オーディオケーブル
スマートフォンの画面をテレビに出力するにはスマートフォン側にHDMI端子とイャーホンジャックが必要です。
この二つの機能を持つアダプターはありませんでしたが最近発売されましたので利用しました。
イヤーホンジャックはマイク入力と音声出力が割り当てられています。

マイク音声はミキサーMIC INに接続しミキサーで音量調整された後MIC OUTからスマートフォンアダプターのイヤーフォンジャックに接続しカラオケ採点に使用されます。


カラオケ音声はスマートフォンからミキサーLINE INに接続しミキサーのMIC OUTからオーディオ装置のライン入力に接続します。

音声遅延について
スマートフォンをテレビに接続した場合マイクの音が遅れて聞こえる症状があります。
マイクの音声が遅れる原因はテレビ内部のデジタル処理による遅れです。
この対策としてテレビに音声を出力せずに音声分離器を使用してテレビには画像だけを出力します。
マイクの音声はミキサーを経由してスマートフォンに戻します。これによりカラオケ採点が可能となります。
マイク音声とカラオケ音声をミキサーによりオーディオ装置に送ります。
これによりマイク音声の遅れが解消します。
構成図

以上です。これ以外の使用機器でも接続可能ですのでこれを参考に工夫して試して下さい。
イヤホーンジャック付きのスマートフォンならもう少しシンプルな構成になります。