自作した車バッテリー充電器で3年以上使っても充電量100%

バッテリーの寿命は一般に2~3年程度と言われています。私は主にバイクに乗って車にはあまり乗らなかったので2年で交換となりました。もっと寿命を延ばせないかと検討の結果、バッテリーの充電量の定期的な確認、充電量に応じてバッテリー充電器でバッテリーの充電を行いました。結果3年以上使用しても充電量は100%維持しています。

バッテリー状態の確認方法と自作バッテリー充電器について紹介します。

エンジン始動前の正常なバッテリー電圧は一般的に12.5~13Vですが、使用を続ける電圧は徐々に低下し、12.5Vを大きく下回ると車によってはエンジンの始動が困難になる場合があります。バッテリーの電圧は12Vと言われていますがこの電圧では、エンジンの始動は不可能となります。
バッテリー状態を確認し充電不足気味の場合は充電して下さい。

バッテリー状態の確認

1.デジタルマルチメーターで駐車中に定期的に電圧を確認
12.6V~13V:充電状態問題なし
12.4V~12.6V:充電不足気味
12.4V以下:充電不足

12.59v指示しています。充電不足気味の電圧です。


2.VW車内で駐車中にバッテリー状態を確認(車メーカーにより異なります。)
確認方法

100%::充電状態問題なし
90%::充電状態問題なし
80%:充電不足気味
70%:充電不足

SOC 80%です。充電不足気味です。(SOC:state of charge)


充電器の製作

安価な充電器から高価な充電器まで多種販売されています。
しかし安全、機能、価格面にてなかなか満足のゆく物はなく、又面白みに欠けます。
そこで充電器を製作しました。

充電器の特徴、構成

電圧設定を可変にし、電流制限回路を設け電流制限を可変にしました。出力がショートしても電流を抑え、安全な回路としました。
電圧最大:20V  最大電流:5A  電流制限値:可変

回路図

メイン回路に実験室用 定電圧安定化キットを使用しました。
点線内が実験室用 定電圧安定化キット、点線外の回路が追加電流制限回路です。
任意の電流に設定できます。基盤回路の一部を変えています。

実験室用 定電圧安定化キット

電圧、電流計はLEDデジタルパネルメーターを使用しました。液晶タイプは屋外では見にくくLEDタイプとしました。
電流計もこのメータを使用しています。
このメーターは夫々5VDCの電源が必要です。
出力に固定抵抗0.1オームを入れ両端の電位差で電流値としています。
V=I×RからV=I×O.1 I=1Aの時 V=0.1Vとなります。LEDデジタルパネルメーターの少数点をずらして
01.00とします。


ケース

LEAD社製のPK-11を使用しました。
サイズ W200×H110×D220

 

ケース内

 

左メーター:電圧計 右メーター:電流計 上つまみ:電圧調整 下つまみ:電流制限


充電電圧について

バッテリー100%充電量の電圧は13.8Vです。
充電電圧は13.8Vより過充電を考慮して14.2Vとしています。
バッテリーに充電ケーブルを接続すると充電器の電圧は13.8V以下となり充電が進むと電圧が上昇し13.8V以上になると電流は10ma程になり100%充電量となり充電ケーブルを外します。
充電時間の目安は充電量不足気味で半日程度です。

充電中は危険を伴いますので目を離さない様にして下さい。


以上です。

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